今回は、広報担当者になったり、広報部門を立ち上げたりする際に向き合うことになる「広報活動における目標設定」のポイントについて解説します。
事業の成長を加速させたい中小のベンチャー企業に、経営戦略として “広報PR力” を提供します。
今回は、広報担当者になったり、広報部門を立ち上げたりする際に向き合うことになる「広報活動における目標設定」のポイントについて解説します。
スタートアップのためのPR会社 株式会社ベンチャー広報の大橋です。
今回は、広報担当者になったり、広報部門を立ち上げたりする際に向き合うことになる「広報活動における目標設定」のポイントについて解説します。
多くのベンチャー・スタートアップの広報部門では、目標値の設定について迷われるケースが多いようです。
事業サイドと連動した目標を立てたり、一時的に目標を置くのをやめたりなど、試行錯誤するシーンを耳にすることは少なくありません。
当社のご支援先からのご相談にも多い、この「広報部門に目標を置くべきか?」という問題。
多くのベンチャー・スタートアップでの広報立ち上げをサポートしてきた者としては、やはり広報活動にも目標は必要なので、まずは目標を立ててみること、それを常にブラッシュアップされることをお勧めします。
広報部門の活動はそれでなくても事業サイドからは見えづらいもの。
また、1手1手が短時間で成果につながることも少ないのが広報業務。
だからこそ数値として展開でき、またそれを振り返って評価できるよう、広報担当者自身のためにも、目標を置くことは重要です。
目標を置く、とひとまず決めてみたら、いざ策定です。
何を指標にすれば良いのでしょうか。
・メディア掲載件数(記事化)
・メディアリレーションの回数
・プレスリリースの本数
などはパッと浮かぶかもしれません。
改めてここで意識したいのは「1年後」「2年後」といった中長期の視点です。
短期的に目標を追い、達成しようとすると、本来の経営指標からは脱線しがちなのが広報業務です。
広報に関わらず、目標は数字を掲げるだけだと形骸的になってしまいがちですよね。
そのため、経営指標とリンクする形で、かつ広報部門だからこそ追う必要がある数値を置きたいものです。
1.広報業務の継続性
広報業務をスタートして少し経つと、短期で成果を出すためのアクションと、中長期で成果を出すためのアクションが異なることに気が付くと思います。
広報業務に直結する数値目標を置く際には、中長期で広報活動に効いてくる数値を掲げることも忘れないようにしましょう。
例:新規メディア開拓、メディアリストの増加など
2.事業との連続性
事業と連動しない目標では、スタートアップの目標としては相応しくないのではないでしょうか。
ただし、その時その時で広報に企業が求めているものや、企業が抱える課題は変わります。
営業、マーケティング部門、人事……、経営が短期的に広報から貢献してほしいところとの連動を目指しましょう。
例:新規リード獲得数、指名検索数、採用のエントリー数、googleマイビジネスへの口コミ投稿数など
3.経営との一貫性
常にビジョン・事業・組織が進化するのがベンチャー・スタートアップの特性ではないでしょうか。
広報部門はリアルタイムでそうした進化に追いついていくことが求められます。
経営との一貫性を保つための項目を持てると、追わなければいけない目標として走りやすくなるためおすすめです。
また、代表インタビューなどは社長が何を考えているのかを知る重要なツールです。
社内のメンバーにとっても気づきがあるケースが多いため、代表インタビューについてはぜひ積極的に社内のメンバーに知らせていきたいものです。
例:ミッション・ビジョンなどの変更時の更新管理、社長インタビューがメディアに記事掲載された際の社内展開に関する目標など
新たに目標を立てた時、走っている中で違和感を感じることがあるはずです。
そうした時は思い切って足を止めて目標の見直しを行うことが重要です。
感じた違和感のポイントを解消することで、より良い広報活動につながっていきます。
目標を立てることは非常に重要ですが、中長期を見据えた広報活動にこそ、ベンチャー・スタートアップの広報活動のやりがいが生まれます。
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