広報担当者になったり、広報部門を立ち上げた際に、まず行うのは自分たちがアプローチする「メディアリスト」の作成かもしれません。ただし、効果的なリストを作るのは、そう簡単ではないでしょう。そこで、メディアリスト作成の“正攻法”から“裏ワザ”まで、広報PR活動に有効なメディアリスト作成法を紹介します。
事業の成長を加速させたい中小のベンチャー企業に、経営戦略として “広報PR力” を提供します。
広報担当者になったり、広報部門を立ち上げた際に、まず行うのは自分たちがアプローチする「メディアリスト」の作成かもしれません。ただし、効果的なリストを作るのは、そう簡単ではないでしょう。そこで、メディアリスト作成の“正攻法”から“裏ワザ”まで、広報PR活動に有効なメディアリスト作成法を紹介します。
ベンチャー広報では、PR部門の発展期の踊り場からの脱却をお手伝いすることも多いですが、立ち上げから成長期までの「ゼロイチ」をお手伝いすることも少なくありません。
本稿では「メディアリストを作ろうと思う」「新サービスローンチに向けたメディアリストって、どうやって作ればいいの?」といった、メディアリストの強化や作成に不安がある方へ、メディアリスト作成の“正攻法”と“裏ワザ”を紹介します。
PR部門が立ち上がったり、新たに広報担当に就任したとき、アプローチ先をまとめた「メディアリスト」の作成に手をつけることになります。アプローチ先は、たくさんあれば安心ですし、少ししかないと不安な気がするものです。
ただ、多くの広報部門の立ち上げ期では、担当者の多くが兼務で、広報業務以外にも職務を持っていることが大半で、忙しい方が多いです。競合他社の広報担当者も同じような環境だと思われ、あまり時間を割けない状況で、どのようにメディアリストを作成しているのか気になりますよね。
今回は“正攻法”と“裏ワザ”の2つのアプローチから、効果的、効率的なメディアリストの増やし方をアドバイスします。
まずは正攻法、これをやれば確実というものです。
◎広報・PRハンドブックやマスコミ電話帳をチェック
業界紙・誌は思った以上に多岐にわたっています。生活者として暮らしているだけだと知らないメディアがいくらでもあります。そうしたメディアを発掘するには、メディアを網羅した書籍を参考にするのが一番です。
◎大きな図書館に行ってメディア分析
雑誌・新聞など様々な媒体を改めて一か所で見られ、バックナンバーまで確認できます。また、年間や月間での企画の分析なども行いやすいので、最初のメディアリストの立ち上げだけでなく、リストをより使えるものにしていく作業にも有効です。
◎「日経テレコン」で自社にまつわるキーワードを検索する
これは有償サービスなので、企業によっては予算的に難しい場合もあるでしょう。
これらはすべての広報PRパーソンが行っている(行うべき)手法です。あまり目新しいものはなく、驚きもないかと思います。ほかにもリストを購入するなど、コストをかければできることは数多くあります。
効果的なリストでなければ、ただ数があっても意味がありません。次に紹介するのは、「ズレないリスト」をできるだけ迅速につくるための裏ワザです。
それは「営業担当に聞く」です。広報担当が営業担当に聞いてどうする、と思うかもしれません。ただ社内には、意外と多くのヒントが隠れているものです。では、営業担当にいったい何を聞けばいいのか説明します。
◎営業担当が注目しているメディア
◎競合の企業名を聞く
同業他社を頻繁に取り上げているメディアを探すのはとても重要です。競合を取り上げているメディアは、きっと自社の事業にも興味を持ってくれます。営業担当にコンペや相見積もりの相手でよく名前が出てくる社名を聞いてみてください。その会社がどんな報道を取っているか調べると、効果的なメディアリストができてきます。
◎クライアントやユーザーが見ているメディアを聞く
同じく営業担当者に、クライアントやユーザーが見ているメディアをヒアリングしてもらいます。業界紙・誌はもちろん、総合系でも「●●新聞」が読まれているなどの、意外な特色が出る場合があります。それらのメディアに対して、効率的にアプローチすることが事業に貢献できるPR活動につながります。
事業もメディアも生き物ですので、メディアリストも当然常に変わり続ける必要があります。まずは仮で作って、走りながらより良いものにしていくというスタンスで取り組むと、財産となるメディアリストができるのではないでしょうか。
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