スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。
テレビを観ていると、芸人やタレントが街をぶらぶらする番組が多いと思いませんか?
こうした番組が多いのには理由があります。1つは単純に「視聴率が取りやすい」ということです。スタジオ収録に比べて、ロケ番組の方が「低予算で番組が作れる」というのも理由の1つです。
しかし、実はもっと深い理由があります。そして、そこには、PRパーソンが知るべき「テレビ番組から取材されるための大きなヒント」が隠されているのですが、皆さんおわかりでしょうか?
その答えは…
テレビ番組のディレクターが、「番組作りの基本=体験取材」という思考回路をもっている、からなのです。ですので、こうした体験取材中心の「街歩き番組」が増えるのは、極々自然なことなのです。
ではなぜ体験取材なのか?
それは、番組制作側にとって多くのメリットがあるからです。
- 体験している場面を撮影することで、動きのある映像になる。
- 商品やサービスを体験した時の生のコメントは信頼感や説得力が出やすい。
- 体験取材は視聴者も体験できることが前提になっている。→報道する価値が高い。
この視点でテレビ番組をみて頂くと、色々な気づきがあるはずです。
例えば、
- 「王様のブランチ」(TBS)では、なぜブランチリポーターが飲食店を訪れて食レポするのか。
- 「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)では、なぜ女子アナが現場に行って、商品・サービスを体験してレポートするのか。
これらも全て、体験取材ですね。
繰り返しになってしまいますが、「体験取材は視聴者の興味をひきやすい」、番組ディレクターはそう考えています。ぜひこの心理を逆手に取りましょう。
自社の商品・サービスを、リポーターや視聴者が体験しやすい形にして、番組側に情報提供してみてください。取材される確率が、格段に高まりますよ。