自社のPRネタで『流行』や『トレンド感』を演出するには

自社のPRネタで『流行』や『トレンド感』を演出するには

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

自社の商品やサービスの広報PRを行う上で、流行やトレンド感を演出することはとても大切です。新聞記者の世界ではこんな言葉があります。

同じ現象が2回あれば「傾向」、3回なら「流行」、4回以上なら、もう「社会現象」。

今回はこれを逆手にとって、広報活動を成功させる方法をご紹介しましょう。

私が以前、海外留学の会社で広報担当をしていた時の話です。定年退職したシニア向けの留学プログラムをPRすることになりました。すでに競合他社も同様のサービスを出しており、それ自体はそれほどニュース性の高いものではありません。プレスリリースを一斉配信しても、一切反応なし。

さて、ここからが広報パーソンとしての腕の見せ所です。

「定年退職後のシニアの時間の使い方」というひとつのテーマを設定し、他社のプレスリリースや情報も一緒にマスコミに持ち込むことにしました。

(内容はシニアがゲームセンターに集まっている、定年退職後のユニークなアルバイトetc.)

「シニア留学」という単独の情報では記事になりづらいですが、「定年退職後のシニアの間で、今、流行っていること」であれば、ニュースになります。また、「シニア留学の商品」ではがんばっても小さな記事にしかなりませんが、「シニアの動向・最新トレンド」であれば、露出できる媒体の幅も広がるだけでなく、より大きな記事として露出できる可能性が出てきます。

結果、おかげさまで、このシニア向けの留学プログラムは当時多くのマスコミに取り上げて頂くことができました。

ここでのポイントは、

  • 「マスコミが取り上げたい話題・テーマ」(トレンド・流行・社会性)
  • 「自社が発信したい情報」(商品・サービス)

の両方を満たすPRテーマをいかに設定するかです。

単独のPRネタによるストレートニュースには限界があります。どうしたらそのPRネタに物語性を与えられるか、を常に考えましょう。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

野澤 直人
記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

野澤 直人