スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。
近江商人が大切にしていた「三方よし」という商売の心得があります。
- 「売り手良し」
- 「買い手良し」
- 「世間良し」
つまり、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという意味です。実はプレスリリースを作成する際もこの「三方よし」を意識して書くとうまくいきます。
売り手良し
「売り手」とは、プレスリリースを発信する企業のことです。当然、プレスリリースには自社の商品やサービスの特徴や強み、機能やスペック、価格等を書きますよね。これは必要な要素なのですが、リリースの内容がこれだけに偏ると、「うちの商品やサービスはこんなにすごいんです!」という、単なる自慢話になってしまいますので、注意が必要です。
買い手良し
「買い手」とは、プレスリリースで紹介した商品やサービスを購入してくれる「顧客」のことです。実は、この視点が欠けているリリースが意外に多いです。その商品やサービスは、顧客にとってどう役に立つのか、顧客のどんな課題を解決するのか、プレスリリースには、企業視点のアピールポイントだけではなく「顧客にとっての価値は何なのか」について書く必要があります。
世間良し
「世間」とは社会全体のことです。マスコミに報道してもらうには、社会性が大切とよく言われます。つまり、その商品やサービスは、社会的な視点から意義があるかどうか、社会をどう良くすることができるのか、という要素がプレスリリースには必要なのです。
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」
プレスリリースを書くときには、ぜひこの3つの視点を意識してみてください。
これらの要素がバランス良く盛り込まれていると、報道される可能性が高くなりますよ。
野澤直人