デキる広報マンが密かにやっている「マスコミ関係者と知り合うための裏技」

デキる広報マンが密かにやっている「マスコミ関係者と知り合うための裏技」

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

マスコミから取材してもらうためには、媒体に対してメールやFAXでプレスリリースを一方的に送りつけるだけでは難しく、記者や編集者など個々のマスコミ関係者と直接会って、コミュニケーションを取ることが重要です。

では、マスコミ関係者と知り合うにはどのような方法があるでしょうか。

1. 知り合いから紹介してもらう

自分の人脈の中でマスコミ関係者がいないか探してみましょう。知り合いの知り合い等のつてをたどれば、ひとりくらいは見つかるはずです。この方法だと、紹介なので会ってもらえる確率は高いですが、たくさんのマスコミ関係者を開拓するのは難しいかもしれません。

2. 広報関係の勉強会やセミナーに参加する

新聞記者やテレビ番組のディレクターが講師をつとめる広報PR関係のセミナーや勉強会というのは探せば結構あります。そこに参加して、講師の方と名刺交換をしてマスコミ人脈を広げるのも良い方法です。ただし、セミナーや勉強会で講師をするのは、紙媒体だと編集長、テレビではプロデューサーなど、現場から離れている人が多く、すぐに取材につながらないケースもあります。

3. 新聞・雑誌の編集部、テレビの番組制作部署に直接電話する

これが一番直接的で手っ取り早く、多くのマスコミ関係者と知り合えるチャンスがあります。ただし、マスコミ各社の代表電話と異なり、編集部や制作部署の連絡先は一般には非公開なので、一件一件、連絡先を調べるのに手間がかかるのが難点です。また、いきなり電話して面会のアポを取るにはそれなりの準備とテクニックが必要になります。

ここまでは、それなりに努力している広報マンならすでに皆さんやられていることだと思います。

実は、ここからが本題です。

以前、『ITpro』というWEBメディアの編集長が「驚きました」というタイトルでこんな記事を書いたことがあります。
 


 
… 明日、10月9日から開催するITpro EXPO 2013に出展するスタートアップ企業のCEO(最高経営責任者)から突然、SNSのLinkedInで取材の依頼を受けました… 驚きました。このCEOとは面識がなかったのですが、SNSを活用して私の連絡先を探し出したようです。あらためてSNS時代に生きている現実を痛感しました… スタートアップのCEOは積極的だということも…(以下、省略)


実は、これがデキる広報マンが密かにやっている裏技です。FacebookやTwitterなどのSNS経由でマスコミ関係者を探し出し、直接コンタクトをするわけです。

私が特におすすめするツールはTwitterです。

例えば、Twitterの「ユーザー名」のところで「記者」というワードで検索すると、「私は○○○○で記者をやってます」や「○○○○分野のジャーナリストです」といったプロフィールを持つユーザーがたくさん見つかります。「媒体名+記者」のアンド検索も有効です。そのような方法でTwitterを利用しているマスコミ関係者を見つけ出しフォローします。Twitterのプロフィールやタイムラインを見れば、その記者の興味関心がわかりますから、あとは自社の情報に興味を持ちそうな人を見つけてTwitterからメッセージを送ればOKです。

ゲリラ的な方法ですが、ここまでやっている広報マンはなかなかいないので、記者からすると新鮮らしく、知り合いになれる確率は意外と高くなります。

サービス資料のダウンロード

私たちが提供するサービスの紹介資料です。

記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

野澤 直人
記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

野澤 直人