スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。
こんな質問を受けることがあります。
「別の部署から異動して、広報の担当になりました。まずは何から始めたらいいでしょうか」
プレスリリースを書いてマスコミにFAXでばらまき、それで仕事をやった気になっている広報担当者も多いですが、失礼ながら、それでは何の力もつきません。
広報未経験者の方が短期間で成長するための方法として、私は下記2つの実践をお勧めしています。
広報PR関連の書籍を10冊読む
広報PRの未経験者、初心者はまずは本を読んで、知識を身につけるところから入るのが良いと思います。
広報PR関連の本は、
同じような内容の本が多いので、内容をパラパラ見ながら、まずはオーソドックスな本を3冊程度選びましょう。
例えば、
こんな具合です。
- 広報PRの基本がわかる教科書的な本
- プレスリリースの書き方がわかる本
- 広報PRの成功事例が紹介されている本
さらに、
広報PRの各論について書かれている本を読みます。
- テレビPRについて詳しく書かれた本
- WEB広報ついて詳しく書かれた本
- 戦略PRについて書かれた本
- 危機管理(謝罪会見など)について書かれた本
- 広報PRの効果測定について書かれた本
- 海外の広報PRについて書かれた本
こういった形で10冊程度読めば、知識としては十分です。本気で取組むなら、10冊は1ヵ月以内に読破したいですね。
「10冊も読んでいる時間がない」という方には、こちらの書籍がおすすめです。
ただし、
知識だけで広報PRが出来るようになるほど甘くはありません。
そこで、
次の活動が重要になります。
マスコミ関係の人と会いまくる
広報PRの仕事で成功するための一番の近道は、「マスコミ人の気持ちを知ること」、これに尽きます。
相手(マスコミ人)の気持ちがわからなければ、プレスリリースを書くにしても、取材を依頼するにしても、うまくいくはずがありません。
私は幸いなことに、
広報の仕事をする前に、出版社で雑誌の編集をしていたので、マスコミ人の気質や考え方、生活パターンが感覚的にわかるのですが、
そうでない方にとって、
マスコミの人の気持ちを知るのは非常に難しいと思います。マスコミ経験のない方が、記者や編集者、テレビのディレクターについて知るには、とにかく彼らと直接会って話すしかありません。
ある新人の広報担当者(女性)に上述のアドバイスをしたところ、
「6ヵ月で100人のマスコミ関係者に会う」という目標を立て、それを見事にやりとげました。
そして、
広報のキャリアわずか1年半で、多くのマスコミ露出を獲得し、大活躍するようになりました。
もしあなたが、
広報PRの初心者なら、
『書籍10冊の読破』+『マスコミ関係者100人と会う』をぜひ実践してみてください。
短期間で一人前の広報担当者になることは、それほど難しくないと思いますよ。