スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。
文字だけのプレスリリースを送っていることが多くありませんか。
プレスリリースには必ず写真や図表などのビジュアル要素はできるだけ入れるべきです。
雑誌の編集者だった私の経験からすると、その方が、なぜか目にとまりやすいんです。
逆に、文字だけのリリースはスルーされやすい。
目安としては、1ページに何かひとつは写真や図表などのビジュアル要素を入れるといいと思います。
さらにいうと、写真よりも図表に力を入れるべきです。
そのプレスリリースのポイントが一目で分かるようなビジュアル素材を作っていれましょう。
例えばこんなものです。
- サービス内容をわかりやすく図解したもの
- 数値的な傾向を説明する棒グラフや折れ線グラフ
- 商品の差別化ポイントを示したポジショニングマップ
なぜ図表が重要なのか。
それは、そのプレスリリースの内容が報道されたときに、図表入りの方が、より大きな効果を発揮するからです。
新聞の場合
文字だけのリリースだと、当然ながら文字だけの記事になります。
その記事内容を説明する図表が一緒に掲載されたらどうでしょうか。
記事が掲載されるスペースが大きくなり、当然、見出しも大きくなります。
その結果、紙面で目立つ記事になるわけです。
WEB媒体の場合
私の経験上、文字だけの記事よりも、トレンドや傾向を示すビジュアル要素があった方が、他の媒体等に転載されやすくなります。
つまり、バズりやすくなるということですね。
テレビの場合
特にIT系のサービスの場合、「映像で表現しずらい」という理由でテレビ番組が取材を敬遠するのはよくある話です。
そこで、サービス内容を図解した資料を用意することで、テレビにより取り上げられやすくなります。
要は、目に見えないサービスが「見える化」するからです。
場合によっては、その図解資料がそのままフリップになって、スタジオトークで使われたりすることもあります。
以上のように、プレスリリースに図表を入れることで、より報道されやすく、報道されたときの効果を最大化することができます。
ここでポイントになるのは、プレスリリースに掲載する図表のクオリティーです。
手間はかかりますが、WEB媒体の記事やテレビのフリップ等でそのまま使えるレベルのデザイン性の高いものにしましょう。
素人がパワポで作った簡易的な図表の場合、マスコミ側が掲載する際には、社内のデザイナーが図表をイチから作り直さなければなりません。
最初からPhotoshopなどできちんとデザインされた図表をリリースに入れて、マスコミ側の手間を省いてあげれば、その分、そのプレスリリースが採用される可能性は高くなります。
特にWEB媒体は、図表を自分たちでデザインする人的・時間的余裕がありませんから、そのまま記事掲載に耐えうる品質の図表はとてもよろこばれます。
「これはどうしても取材してもらいたい!」
という重要なプレスリリースの場合、ぜひ、図表にもこだわって作成してみてください。